採用エントリー お問い合わせ

お知らせ

NEWS

2024.04.15

【ベテラン社員が語る】建設業の人材育成において、課長職としての役割とは!?

株式会社カクノは地盤改良工事・鋼管杭工事・土壌汚染改良工事などを手掛けている会社です。

弊社の大きな特徴は、個々に高い技術力を持って集まった職人集団の会社というところです。現在では40名近い職人たちが力を合わせながら毎日、各現場でたくさん活躍をしています。

会社のさらなるチャレンジのためにも、会社の将来を担っていく若者の育成に力を入れていきたいと考えております。

そこで今回は、経験者・未経験者問わず若者たちの『個性が光る場所』となるよう、働きやすい会社の環境作りに励んでいる、課長の山口さんにお話を伺いました。

山口さんはとても勉強熱心な方で建設業界のことだけでなく、現代社会における教育論なんかも独学で勉強しているそうです。

この記事では、山口さんが「マネジメント」や「人材育成」についてどんな考えをお持ちの方なのかをお伝えしていきます!

▽動画で見たい方はコチラから▽

どんなにしんどくても終わらない現場はない。辛い思いをした分、達成感を感じられる仕事

インタビュアー
山口さんは今はおいくつですか?
山口
今38歳です。
インタビュアー
山口さんは何年くらいこの会社で働いているのですか?
山口
入社したのは27歳のときなのですが、カクノに入社する前に4〜5年ほど派遣で別の会社からカクノに出向していた期間がありました。

その期間を含めると15年くらいになります。
インタビュアー
入社当初はどんなお仕事を担当されていたのですか?
山口
主に現場の品質・安全管理を担当していました。

最初はお金に直接触れることはなかったですが、金額を見ながら職人さんのマネジメントをして一緒に完成を目指すため、具体的な指示を出す立場です。

インタビュアー
結構大変なお仕事ですよね。
山口
そうですね、常に頭をフル回転させていましたね。
インタビュアー
その大変な中でも、どのようなところに仕事のやりがいを感じていますか?
山口
どんなにしんどくても、どんなに頑張っても、終わらない現場はないんですよ。

決められた工期があって、その期限に向かってやるべきことを一つひとつクリアしていけば必ず終わります。

完工してから振り返ると、辛い思いをした分よく頑張ったなと達成感を味わえるところにやりがいを感じます。

その達成感は1ヶ月に1回くらいのスパンで味わってますよ(笑)。

インタビュアー
会議でも話題になっていましたけど、山口さんにはよく難しい現場の担当が回ってくると言っていましたね。
山口
これは若い頃の自分の行動によって難しい現場を次々と任されることが増えていったのですが、僕は基本的に人から怒られることがすごく嫌なタイプだったんです。

もしもクレームの原因を作ってしまったりしたら謝りにいかないといけない。

僕は謝りに行くのも嫌いやし、誰かから責められる空間というのも大嫌いで、絶対に責められへんように毎日やることをきちっと片付けて、逃げるようにして現場を後にしていたんです。

そうするとツッコミどころが何もないように現場が納まっていくんですよね。

仕事が終わったあとにお客さんから「ここはあれができてなかったぞ」とか「これが悪いんちゃうか」と指摘されるところがなく、完璧と言ったら言い過ぎかもしれないですが、完璧にするという意識を持って仕事に取り組んでいました。

僕は人から責められることから逃げるつもりでやっていたのですが、結果的には落ちどころがないノークレームの人という印象を与え、僕の評価は上がっていきました。
周りから高く評価されることが増えることで「俺は仕事ができる方だったんだ」と気付くことができ、今は”責められることから逃げる”という考え方ではなく、”信頼を失わないようにやる”といように考え方をシフトしました。

最初は自分が嫌なことから逃げるようにとった行動でしたが、その結果が成長に繋がり、今では課長職を任される自分があるのだと思います。

”見て覚えろ”は今の時代には通用しない。時代に合った教育方法を独学で勉強中。

インタビュアー
初めて山口さんにお会いしたときは、社内の全体会議で熱い眼差しでお話しされている姿がとても印象的でした。
山口さんのそのモチベーションは何が原動力になっているのでしょうか?
山口
これは課長に就任してからの話になるんやけど、「そもそも課長とは何をするものぞや?」と疑問を持ったところから始まります。

課長という立場で「マネジメント」や「人材育成」をするとなったときに、もともとは小さい会社やったんで前例がなく、手本というのは結局どこからか調べるしか方法がなかったのです。

僕はネット民なので、本ではなくYouTubeやTwitter、そしてネット記事などに頼りました。そこからどんどん派生させながらマネジメントや人材育成について必要な知識を学んでいきました。

山口
現代の知識を学んでいくうちに、「やっぱりこのままではあかんな、いつまでこの古い体制でいるんやろう」という風に思うようになり、会社の現状と今の時代との差にギャップをすごく感じるようになりましたね。

このまま何もしなければ会社は衰退していくことになってしまうし、自分なりに学んだ現代社会の知識や、これからの未来を担う若い世代の子が働きやすい会社のあり方というものをしっかりと発信していこうと思いました。

インタビュアー
そうすると山口さんの中での課長というポジションの仕事は、若い子でも働きやすい会社の環境を作ること、そのような改革をしていくことが、仕事のうちの一つだということなんですね。
山口
そうですね。
僕はありたい未来があって、その未来に行くためには今何をせなあかんとかって物事を考えるタイプです。

自分がこの会社に携わるのであればただ適当なことをするのではなくて、理屈があって、理論があってと、しっかりと道理立てて若い世代を教育していきたいと思っています。

そしてこの会社をより良くしていきたい!そういう風に思います。

インタビュアー
若い子でも働きやすい会社作りというところで、今現在カクノさんの中で問題意識を持っているところはどういう点ですか?
山口
今がちょうど職人さんの世代の変わり目だと感じているんですけど、今の50代60代の職人さんたちは基本的に仕事は”見て覚えろ”で育ってきた方たちなんですよね。

だけど現代の若い世代の子に同じように”見て覚えろ”は、もう通用しない時代なんです。

そもそも”見て覚えろ”ではなく、ちゃんと丁寧に教えてもっと短い間で一人前に成長させた方が絶対にいいじゃんって思います。効率がよく、会社にとってもプラスになります。

インタビュアー
”見て覚えろ”はもう通用しないということは、最近ではどの会社さんでも同じことを耳にするようになりましたよ。
山口
うちの会社は、こうやって僕らは成長してきたから同じ環境に放り込んだらできるだろう、と思っているところがまだあるんですね。

そのやり方でも長く会社に残ってくれる人に対してはそれでいいかもしれません。
しかし、初めて社会人になった会社がそんな適当なことをして人の人生を使い潰して放流するって考えたら、人としてありえへんなって僕は思うんですね。

やっぱりちゃんとその子に合った教育方向を考えられる年上の人らが考えるべきなんじゃないかなって。

育たない若者が悪いのではなくて、育て方を知らない上司が悪いんじゃないかって僕は思ってます。

インタビュアー
すばらしい。そういう考えを持っている管理職の方が会社に一人いるのといないのとでは、全然違うと思いますよ。
山口
結局僕自身は、どんなに苦労してでも耐えるタイプやったんでここまで成長してきたんですけど、自分と同じように苦労に耐えてもしも潰れてしまう人がいたとしたら、それを見て平気な顔はしていられないですよね。 会社は”人は宝”だと言ってくれてるので、その宝に対して”見て覚えろ”とは言えないと僕は思います。

勉強ができなくても、”変わりたい”、”成長したい” という思いがあればいい。

インタビュアー
山口さんはどんな人に来てほしいですか?
山口
今ね、教育論とかも山ほど学んでるんですよ。

もしかしたらどうしようもない人も中にはいるかもしれないですけど、どんな人だろうがちゃんと向き合って成長できるようなマインドセットに際してあげれば、どんな人が来ても成長できるんじゃないかなと僕は思ってます。

その人の可能性を見いだせないのは、見出せない人間のせいなんじゃないかなって。必ず誰にでも頑張れるとこがあるんじゃないかなって考えてます。

インタビュアー
得意なこと、不得意なことは、誰にでもありますよね。
山口
例えば、僕のプライベートの友達の話になりますけど、勉強は全然できなくても自分の好きな得意分野に関しては、恐ろしいほどの知識を持っているやつとかおるんですよ。

なので勉強というジャンルが苦手なだけであって、他に熱中できるような得意ジャンルって絶対にあるはずなんですよ。

その得意ジャンルをいかに出せるか、ってそこしか見ていないので、勉強が苦手だろうが人間関係が苦手だろうが、別に何にも関係ないかなと思います。

ただ、転職や新社会人として会社に入るという人生の転換期で、”変わりたい”、”成長したい”というような思いを持っている人であればいいかなと思います。

インタビュアー
人それぞれの得意なところを見極めて伸ばしていくということは、言い換えればその人の個性を光らせてあげるということですよね。
そんな会社で働きたいと思うのは、若者だけではないかもしれませんね。
山口
そうですね。
これは僕の個人の意見ですけど、そんな会社にしていきたいと思います。

技術だけでなく人間性の面でもレベルの高い”よそとは違う職人”を育てていきたい。

インタビュアー
この会社がまだまだ秘めている可能性はどんな部分にありますか?
山口
正規社員で職人さんが40人も集まっている一つの会社ってあまりないと思うんですよ。

大っぴらには皆さん言わないですが法律をクリアするためによくあるのは、職人さんたちはそれぞれ個人で仕事を受けていて、下請けでありながら必要な現場だけ直近上位の会社名を名乗って現場へ行くような実態があると思います。

そういった実態がある中で、カクノは職人さんたちをしっかりと自社雇用してる会社であり、お客さんからも「カクノは誰が現場へ来ても良い仕事をしてくれるよね」と言ってもらえています。

そのレベルの高い職人さんたちをこの人数揃えるというのは、これから労働人口が減っていった先ではものすごい売り手市場となり、強みになっていくのではないかなと思います。

”よそとは違う職人の会社”という立場を確立していきたいですね。

インタビュアー
カクノさんから誰が来てもお客さんが安心してくれるということは、それは本当に強みになりますよね。
山口
はい。今はもう”品質・安全”はやって当然な時代になってきました。
品質と安全を高い基準でクリアすることは大前提にあって、そこにプラスアルファの付加価値がもっと求められる時代になってくると思うんです。

守らなければいけないことは絶対守る、その先の付加価値はどうですかというのは、やっぱり技術だけでは足りないと思います。

会議ではみんな集まってアットホームな感じでしっかりと意見交換をし、人間性の面でも”ちょっと口が荒い職人”ではなくて、ほんまに”気高い職人”というような、一つレベルの高いものを目指していきたいなと思っています。

インタビュアー
素敵なお話しをありがとうございました!

いかがでしたでしょうか。
このインタビューでは、山口さんの「会社をよくしていきたい」という思いがよく伝わってきました。
時代に合った「マネジメント」や「人材育成」の知識を常に学び続け、理解を深める山口さんが会社にいてくれることで、入社後の不安なことや悩みごとなども相談しやすいのではないでしょうか。

もし少しでも、会社の取り組みや業界に興味を持っていただけたら、一度見学に来てみませんか?
職場見学や面談(オンラインも可能)も行っておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

お問い合わせフォーム

    お名前 ※必須

    会社名

    電話番号

    メールアドレス ※必須

    お問い合わせ内容※必須

    個人情報の取り扱いについては、当社お客様情報保護方針をご確認ください


    株式会社カクノ(以下「当社」)は、以下のとおり個人情報保護方針を定め、個人情報保護の仕組みを構築し、全従業員に個人情報保護の重要性の認識と取り組みを徹底させることにより、個人情報の保護を推進いたします。

    個人情報の管理

    当社は、お客さまの個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス・紛失・破損・改ざん・漏洩などを防止するため、セキュリティシステムの維持・管理体制の整備・社員教育の徹底などの必要な措置を講じ、安全対策を実施し個人情報の厳重な管理を行ないます。

    個人情報の利用目的

    お客さまからお預かりした個人情報は、当社からのご連絡や業務のご案内やご質問に対する回答として、電子メールや資料のご送付に利用いたします。

    個人情報の第三者への開示・提供の禁止

    当社は、お客さまよりお預かりした個人情報を適切に管理し、次のいずれかに該当する場合を除き、個人情報を第三者に開示いたしません。

    ・お客さまの同意がある場合

    ・お客さまが希望されるサービスを行なうために当社が業務を委託する業者に対して開示する場合

    ・法令に基づき開示することが必要である場合

    個人情報の安全対策

    当社は、個人情報の正確性および安全性確保のために、セキュリティに万全の対策を講じています。

    ご本人の照会

    お客さまがご本人の個人情報の照会・修正・削除などをご希望される場合には、ご本人であることを確認のうえ、対応させていただきます。

    法令、規範の順守と見直し

    当社は、保有する個人情報に関して適用される日本の法令、その他規範を順守するとともに、本ポリシーの内容を適宜見直し、その改善に努めます。

    お問い合わせ

    当社の個人情報の取り扱いに関するお問い合せは下記までご連絡ください。

    株式会社カクノ

    大阪府大阪市港区磯路3丁目19-4

    TEL.06-6576-1651

    上記の利用目的にご同意のうえ、『入力内容を確認する』ボタンをクリックしてください。