お知らせ
NEWS2024.04.26
会社を創業期から知る大ベテランが思うカクノの過去と今、そして未来とは?
地盤改良工事をはじめとする各種建築・土木工事で安全な「強い地盤」をつくり、人々が輝けるフィールドを提供する、株式会社カクノです。
カクノは実は、創業時には今のような地盤改良工事を事業とはしておりませんでした。時代の変化とともに大きなピンチが訪れ、事業転換をする必要に迫られたのです。
そして今は、近い将来、必ず陥るであろう人材不足の問題に直面。若者の採用と育成に力を入れようとしています。
今回は、そんなカクノを創業期から知っている森崎さんにインタビュー。
ずっと見てきた森崎さんだからこそ知るカクノの歴史や、森崎さんから見た社長の印象、そして今後の展望や採用にあたって思うことについて聞いてみました。
40年以上カクノにお勤めの森崎さんだから知る、会社創業期のお話
うちは創業が昭和58年になってるはずです。だけど、実際に会社が動き出したのは昭和62年の4月からなんです。
会社を作ってから一旦、休眠会社として置いていた時期がありましたから。
昭和58年の創業時は「カクノ組」という別の会社があって、我々社員は全員そこの所属だったんです。「カクノ組」から独立させたのが今の事業。そのスタートが昭和62年の4月だったんです。
私はその「カクノ組」の時からずっと居て、もう今62歳だから…
創業当初は、森崎さんはどんなお仕事をされていたのですか?現場とか?
社会保険事務から、給与計算、決算書まで全部、今でも私が作ってますよ。
色んな時代を経て今がある!これまでのカクノの変遷
今のカクノはどんな風に見えていますか?どういう段階に来ていると言うか。
うちの会社、一番良かった時の売上って大体40億くらいあったんですよ。今は8億くらい。ただ、今とはぜんぜん違う業種でやってたんですよね。
創業時は地盤改良工事とかはやってなくて、生コンの材料を売る卸売業だったんです。
海の砂とか… 砕石って分かりますか?あの、仮面ライダーとかで最後に敵が爆発するような場所で石を砕いて…
砕石専門の子会社はいくつかありましたよ。関連会社も。中には西部警察のロケ地になったところもありますよ(笑)
だから、そこからしたら今って全然違うことしてるよね。
だから、歴史と言っても、単純に今と創業時とを比べることもできないし。
さっきの砕石工場にしても、うちと共同経営していたところが倒産して、工場も無くなって。その時にはうちの会社も倒産一歩手前くらいまでは行きましたよ。
だから、そこと比べてしまえば今は良いと言えばそうなるかもしれないし。段階を踏んできたっていう感じじゃないから、それぞれのシーンを切り取って比較したり、語るのは難しいですね。これから先どうなっていくかもまた別問題でしょうし。
とはいえ、ずっと言ってるのは、今はとにかく人が居なくて困っているということ。
このまま10年、20年と経つと、我々も退職しちゃうでしょ。で、今居る若い子たちだけで増えなかったら、単純に人が足りなくなる。そうなると会社は保たない。
だから、そういう意味で今は大事な時期に局面ですね。人を入れられるかどうかで、会社の今後がどうなるのか。
角野社長は、社長でありながら付き合う人を選ばない、営業に特化した人
おじいちゃんは、いわゆる良い意味での八方美人。今の社長も、お客さんや取引先にすごく愛想が良くて、そういう感じじゃないですか。だから、色んなところに行って営業してくるのはすごくうまい。
僕の印象では、角野家は営業マン一家。そんな感じですね。
接する人を選ばず、誰とでも分け隔てなくうまくお付き合いができて、可愛がられる。それを仕事につなげるというのは、誰にでもできることじゃないですよね。
僕はとても同じことはできませんよ。苦手な人とお付き合いとかできないし。そこはすごく尊敬してます。あの一家は皆さんそれができるんです。
ほんと、ええカッコするというか、ある意味義理堅いんですかね。そういうところが、営業マンとして好かれるんだと思う。
社長でありながら、付き合う人を選ばないし、誰とでもうまくお付き合いができる。そして仕事につなげられる。
可愛がられるタイプですし、憎めない感じ。そういう人ですね。
若い人に来てもらえなければ、会社も業界も今のままでは続けられない
我々はやはり、当初砕石をしていた時代から、今の事業に移り変わったのを知ってますし、そういう時代は必ずやってくると思います。
そしてそれは、うちの会社だけの問題ではなくて、建設業界全体がこのままでは立ち行かなくなるだろうし。
今って、採用活動をいくら頑張ったところで、2~3人入れるのが精一杯な状態。それが今後いきなり100人や200人に増えるってことは考えにくいじゃないですか?
これって建設だけじゃなくて、介護や運送業なんかもみんな同じことを思ってると思うんですけど。今の若者は我々とは生きた時代が違って、教育が違って、価値観や気質が違うんですよ。
例えば穴を掘るにしても、結局その機械を上手く操作できる人が必要なんですよ。それが見つからないと意味がないじゃないですか。
でも、今もうちで働いてくれてる若い人たちも居るし、なんとかその人達の将来は確保してあげたい。
そのためにも今ここで頑張って、20代とかの後輩を採用して。もちろん、40~50代の経験者や即戦力もありがたいんですけど、今活躍してる世代の未来を思うと、やはり20代の子に来てほしいですね。
そうして100年企業を目指せるようにしたい。
建設業界では珍しい?おおらかで自由な風潮のカクノ
一般的には、建設会社には親方が居て、上からガツンと言われて、それに反発して辞めて…みたいな例が結構多いんですけど。
うちは社長もあんな感じで偉ぶったりしないし、他の誰かが上に立ってガツンと言うようなこともないし。
という部分では、他よりちょっと働きやすいかな。
でも、働きやすいと感じる人もいるでしょうし。そこが一番の違いかな、他社と比べると。
でも、例えば、ゴールデンウィークにベトナム帰りたいんですけど…とか言ってきたら、休んだら?って言っちゃう。
そのへんは自由ですね。
例えば土曜日出勤になってるけど、ゼネコンさんが土曜日休みだったりして、やることがないのに出勤させてもしょうがないから、じゃあ休めば?とか言って。
だからうちの有給消化率150%とかなるんですよ。ワークライフバランス的には、自由度は高いと思いますね。それが良いと思う人にとっては働きやすいと思います。
でも、反対に、お金を稼ぎに来てるんだから、働きまくって稼ぎたい!残業もしたい!というような人にはちょっと物足りなさがあるのかもしれません。全ての人に合う会社って難しいですよね。
まぁでも、他の会社から見ると、うちは自由にやらせてるなって思われてるところはあるかも。そういう自由さはありますね。
・・・
いかがでしたでしょうか。
創業期から様々な時代の変化と、それに伴い事業も変化してきたカクノ。
人付き合いが得意な社長の営業力や、長年会社の経理を支え続けてきた森崎さん、ベテラン職人や若手まで、それぞれの活躍と支え合いがあって、これまで成長を続けてきました。
今、カクノは次世代を担う若者を必要としています。今後ますます成長を続け、100年企業を目指すカクノと共に成長していきませんか?
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